NECは10月24日、ワークステーション「SEGUENTE Express5800/50シリーズ」の新モデルとして、「SEGUENTE Express5800/52Xa」を同日から発売すると発表した。

省スペースワークステーション「Express5800/52Xa」

「Express5800/52Xa」は、コンパクトサイズながら、冷却用の通気(エアフロー)が考慮された設計で、LowProfileサイズのPCIスロットを搭載可能な筐体を実現。PCI Express3.0 対応のショートサイズ拡張スロットを装備し、ExpEtherにも対応している。

グラフィックボードはQuadro K600が搭載可能で、GPUコンピューティングプロセッサー「TESLA K20」を2枚使用した数値演算・解析用途にも対応する。

「Express5800/52Xa」の主な仕様は、メモリが最大15GB、内蔵HDDが最大SATA HDD:2TB/SATA SSD:960GB、外形寸法がW85×D214×H306mm、重量が3.8kgとなっている。

「Express5800/52Xa」の価格は、主な構成として、Intel Xeon E3-1225V2(3.20GHz)、2GBメモリ、500GB HDD、DVD-ROM、Windows7 Professionalの場合が23万5000円、Intel Core i3-4330(3.50GHz)、16GBメモリ、500GB HDD×2、 DVD Super MULTI、Quadro K600、Windows7 Professional 64bitの場合が45万1000円(いずれも税別)。

また同社は、システム拡張や性能向上の際に、サーバなどの本体を追加することなく、ネットワーク経由で必要な資源(CPU・HDDなど)のみを追加できる技術「ExpEther」を用いた製品において、データ伝送を高速化したオプション「ExpEther I/O拡張ユニット(10G)」を追加し、あわせて発売開始した。

ExpEther I/O拡張ユニット(10G)

従来エントリクラスのワークステーションでは実現できなかった、高性能GPUコンピューティングプロセッサー「TESLA K20」を2枚使用した数値演算・解析用途にも対応。また、複数のワークステーションにおいてEthernet経由で本ユニットを共有できるため、設備投資の抑制による導入コスト低減や、必要時に機器を組み換えることによる資産の有効活用も実現する。

11月25日出荷開始で、SFP+ モジュール なしの場合が25万円、SFP+ モジュール(10G-SR)×4 付きの場合が35万円となっている(いずれも税別)。