Oracle, The World's Largest Enterprise Software Company

Oracleは10月21日(米国時間)、Oracle Linux 6向けの最新のカーネルとなる「Unbreakableエンタープライズカーネルリリース3 (UEK R3)」を公開した。x86_64アーキテクチャ向けに最適化されたカーネルで、Oracleとしては3度目のメジャーサポートリリースとなる。

UEK R3はLinuxカーネルバージョン3.8.13をベースとしている。注目の機能は次のとおり。

  • DTraceへの対応。ユーザランドDTrace機能も取り込まれた。
  • Linuxコンテナ(LXC)をテクノロジープレビューからプロダクションレベルサポートへ引き上げ
  • 改善が施されたBtrfs
  • 改善が施されたコントロールグループ(cgroup)
  • ext4の機能改善(小さいサイズのファイルはメタデータ内部にコンテンツを直接保持するように変更)
  • TCP Fast Open (TFO)の導入
  • NUMAシステムにおけるFUSEファイルシステムのパフォーマンス改善
  • Ivy Bridgeプロセッサファミリーをサポート
  • InfiniBandを利用するためのOFED 2.0スタックの導入

UEK R3および関連ツールはyum経由でインストール可能。