近畿日本鉄道、近鉄ホテルシステムズ、近鉄百貨店は22日、大阪阿部野橋駅(近鉄南大阪線)にて建設中の超高層複合ビル「あべのハルカス」について、全館グランドオープン日を2014年3月7日と発表した。

あべの・天王寺エリアで建設中の「あべのハルカス」

「あべのハルカス」は地下5階・地上60階建て、高さ日本一となる300mの超高層複合ビルで、フロア構成は百貨店をはじめ、美術館、オフィス、ホテル、展望台など。「あべのハルカス近鉄本店」(タワー館)が今年6月13日に先行開業し、10月10日にはウイング館4~8階が開業。来年3月7日の「あべのハルカス」全館グランドオープンと同時に、「あべのハルカス近鉄本店」も全館オープンとなる。

地上58~60階の展望台「ハルカス300」と、関西初のマリオットブランドのホテル「大阪マリオット都ホテル」も、3月7日から営業開始される。「大阪マリオット都ホテル」では、「スーペリアルーム」(252室)、「プレミアムルーム」(33室)、「クラブルーム」(69室)、「スイートルーム」(6室)の4種類の客室を用意。すべての客室がツインルームまたはダブルルーム仕様で、定員は2名を基本としている。

今回、各客室の料金も発表された。1室あたりの基本室料は、「スイートルーム」12~35万円、「クラブルーム」4万8,000~7万5,000円、「プレミアムルーム」4万5,000~6万5,000円、「スーペリアルーム」3万5,000~3万8,000円とのこと。宿泊予約の受付開始は今年11月1日からとなっている。

「ハルカス300」の団体入場(15名以上の一般団体・学校団体が対象)の予約受付も11月1日から開始予定。一般団体料金は大人(18歳以上)1,350円、学校団体料金は高校生960円、中学生840円、小学生560円となる。同施設の営業時間は10:00~22:00(年中無休)。

「あべのハルカス」のオフィスフロアは来年2月から順次入居開始。「あべのハルカス美術館」(16階)では3月22日から開館記念特別展が開始される。今回の発表に際し、「展望台、国際級ホテル、オフィス、美術館、百貨店などの都市機能が集積した立体都市『あべのハルカス』に、ぜひご期待ください」とのこと。