愛知県出身者のホンネとは……

味噌カツ、喫茶店のモーニング、名古屋嬢の名古屋巻きなど……独特の文化で注目を集める愛知県。地元の人たちも、こうした文化に負けないくらい個性豊かなのだろうか? 今回は愛知県出身のマイナビニュース会員88人に、「愛知県民のホンネ」を聞いてみた。

■愛知県の地元自慢!
・「みそ料理が多い」(43歳男性/食品・飲料/技術職)
・「ダスキンの創業者、鈴木清一氏の出身地」(45歳男性/商社・卸/営業職)
・「SKE48の本拠地である」(26歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「『ココイチ(カレーハウスCoCo壱番屋)』は愛知県の誇り」(36歳男性/通信/技術職)
・「独特だけどおいしい名古屋めし!! モーニングの文化はすばらしいと思う」(29歳女性/その他/その他)
・「喫茶店に行くと大抵モーニングセットがある。昔ながらのところは、ドリンク代のみで、トーストハーフサイズ、ゆで卵、サラダ、フルーツが無料でつく」(28歳女性/情報・IT/技術職)
・「トヨタ自動車を始め、日本の自動車産業の中心を担う会社が集まっている」(23歳男性/学生/技術職)
・「最近はスギちゃんやキンタロー。などお笑い芸人が活躍している、今までいなかったのでもっと面白い人が輩出されたらいいと思う」(31歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)

■愛知県の地元あるある
・「身内びいき、県外出身の営業マンからは買わない」(36歳男性/マスコミ・広告/事務系専門職)
・「地元愛が強い、地元から出たがらない」(32歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「他の市出身なのに他県の人に『名古屋出身』と言ってしまう」(29歳女性/学校・教育関連/専門職)
・「ドラゴンズファンはドーム最寄りのイオンで弁当等を買う人が多い」(23歳女性/小売店/技術職)
・「新聞と言ったら中日新聞、三河地方は田舎と言われて悲しい、饅頭と言ったら鬼まんじゅう」(26歳女性/機械・精密機器/技術職)
・「放課、エラい、車校など方言を方言と知らないまま使うことが多い」(24歳男性/学生/その他)

■相性がいい・親しみを感じる都道府県は?
・「三重県にはよく行きます、初詣に伊勢神宮に行く人が結構多いです」(25歳女性/その他/その他)
・「愛媛県、同じ「愛」の字が付く県だから」(36歳男性/通信/技術職)
・「岐阜県、愛知県の付属県のような扱いだから」(32歳女性/機械・精密機器/技術職)
・「奈良県、なんなく気が合う人が多い気がする……お互いが『一流』じゃないところがいいんじゃないかと」(30歳女性/その他/その他)
・「静岡県、東三河と言葉が似ているので親近感があります」(26歳女性/医療・福祉/専門職)
・「あまりない、愛知県はわりと内向的なので」(25歳女性/マスコミ・広告/営業職)

■ずばり、ライバル県はどこ?
・「大阪府、日本で2番目を争ってる気もする」(29歳女性/医療・福祉/専門職)
・「福岡県、ファッション特集でなぜか東京・大阪・福岡がチョイスされることあがるので……普通は名古屋でしょう!?」(24歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)
・「福岡県です、よくミュージシャンのコンサートやイベントなどで東京・大阪・福岡で開催されるのに名古屋を飛ばされるから」(25歳女性/その他/その他)
・「神奈川県、どちらが大都市か気になる」(36歳男性/通信/技術職)
・「兵庫県がちょっと気になる、兵庫県全体というより神戸なのですが、ある番組で神戸の人が、日本の3大都市を『東京・大阪・神戸』と言っているのを聞いて、正解は『東京・大阪・名古屋』でしょ!!と強く思ってしまった……神戸は大好きな街なんですけどね」(29歳女性/その他/その他)
・「県内にライバルがいます、他県の人に名古屋と一緒にされるのはすごく嫌です」(26歳女性/医療・福祉/専門職)
・「ないです、3大都市のひとつである名古屋があっても、愛知県は東京都・大阪府にはかなわないと思っているので」(25歳女性/金融・証券/専門職)

■絶対ここは外せないというスポットは?
・「豊橋総合動植物公園は癒やされます、たまに無性に行きたくなる」(26歳女性/医療・福祉/専門職)
・「名古屋城にはおもてなし武将隊がおり、なかなかのイケメンぞろい」(28歳女性/情報・IT/技術職)
・「大須商店街は古くからあるお店と新しいお店がたくさんあって面白い」(31歳女性/金融・証券/事務系専門職) ・「名古屋港水族館、マイワシのトルネードやイルカのパフォーマンスなど見どころがたくさんある」(23歳男性/学生/技術職)
・「栄は買い物するのにオススメ、栄に限らずカフェのモーニングを楽しんでほしい、あと、コメダ珈琲店のシロノワールを食べてほしい」(25歳女性/金融・証券/事務系専門職)
・「とりあえず名古屋城と名古屋ドーム、田舎でいいのなら、豊橋の『のんほいパーク』という小さな遊園地兼動物園の規模の小ささに驚くといいですよ!」(26歳女性/機械・精密機器/技術職)
・「『カクキュー八丁味噌の郷』味噌蔵の見学ができる上に、おでんの試食や味噌汁の試飲があり、お土産に味噌をもらえる、しかも入場無料!! 味噌ソフトクリームはまろやかな味で、県外の友人にも好評でした」(25歳女性/金融・証券/専門職)

■テッパン土産といえば?
・「ドアラ関係のお菓子、とりあえず一笑いとれる」(24歳男性/学生/その他)
・「『小倉トーストラングドシャ』が配りやすいし、食べやすくておいしいと思う」(26歳男性/団体・公益法人・官公庁/専門職)
・「えびせんべいの里の『はませんえびうす焼』が人気です」(28歳女性/自動車関連/技術職)
・「『ゆかり』限定の黄金缶は得意先への手土産の定番」(27歳女性/マスコミ・広告/事務系専門職)
・「『手風琴のしらべ』、和風パイで高級感があり、知る人ぞ知る美味なお菓子」(34歳女性/情報・IT/技術職)
・「『なごやん』、手軽にスーパーでも買えるけどおいしいから」(26歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「『つけてみそかけてみそ』友人が愛知県に来たら、まずはスーパーに連れて行ってこれを買わせます」(26歳女性/運輸・倉庫/営業職)
・「『ジャイアントプリッツ八丁味噌』ご当地お土産は自分じゃ買わないけど、これはおいしい」(32歳女性/機械・精密機器/技術職)
・「定番は、手羽先、味噌煮込み、ひつまぶしだけど、個人的には『鬼まんじゅう』とか『しるこサンド』をオススメしたいです」(25歳女性/金融・証券/専門職)

■総評
愛知県民の地元自慢といえば、やっぱり「名古屋めし」。味噌カツ、きしめん、ういろう、手羽先などなど。更に独特の「喫茶文化」を自慢のひとつとして挙げる人も多かった。コーヒー1杯でトーストや玉子、サラダなど豪華な"おまけ"が付いてくるモーニングサービスは、もはや愛知県の名物だ。他にも、トヨタ自動車の本社があることや、イチロー、浅田真央、安藤美姫など有名スポーツ選手の出身地であることや、戦国時代の三英傑と呼ばれる、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康を輩出していることなどが自慢として挙がっていた。

「地元あるある」では、「名古屋の文化が最高だと思っている」「地元が大好きなので外に出たくない」という、郷土愛にあふれた回答が寄せられた。特に驚きだったのは、出身地を聞かれると「名古屋市民以外でも名古屋と答える」ということ。神奈川県や兵庫県出身者も、県名より「横浜」「神戸」など市名で答える人が多いそうだが、市内であろうとなかろうと「名古屋」と答えてしまうのは愛知県民だけかもしれない……。

そんな愛知県民が親しみを感じている都道府県は、「静岡県」と「岐阜県」だった。静岡県は方言が似ていることが、岐阜県は交通の便が良く行き来しやすいことや、三重県と合わせ「東海3県」と呼ばれていることに親しみを感じるとのこと。一方、ライバル意識がある都道府県には「大阪府」や「福岡県」などが挙げられた。大阪府には、人口規模やご当地グルメに対する対抗意識が! 福岡県に対しては、コンサートやイベントで「名古屋を飛ばし福岡で開催されること」(通称、名古屋飛ばし)への不満などが寄せられた。

絶対に外せない、愛知県民おすすめのスポットはズバリ「喫茶店」。シロノワールで有名な「コメダ珈琲店」や、甘口抹茶小倉スパゲティ、サボテンピラフなど個性的なメニューで話題の「喫茶マウンテン」、デカ盛りメニューが楽しめる「洋食工房パセリ」などがおすすめとのこと。テッパン土産にもユニークな商品が多く挙げられた。

こうしたグルメを始め、個性的な文化が魅力の愛知県。「地元が大好きなので外に出たくない!」という県民の声にも思わず納得、なのである。

調査時期: 2013年6月24日~2013年8月9日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 愛知県出身88名
調査方法: インターネットログイン式アンケート