ブラジャーを正しくつけていない女性も多い

ワコールは4日、「ブラジャーのつけ方」に関するアンケート調査の結果を発表した。同調査は全国の20代~50代の女性を対象として、8月29日~30日にインターネット上で実施。620名から回答を得た。

後ろ留めホックのブラジャーも「前でとめて回す」「ホックをとめてかぶる」

ブラジャーを身につける際の「ホックのとめ方」を聞いたところ、「ホックを前でとめて回す」という女性が23.7%、「ホックを先にとめてかぶる」女性が1.5%と、4人に1人の女性がブラジャーのホックを「後ろでとめる以外」の方法で着用していることが分かった。

ブラジャーのつけ方に「自信なし」が9割

また、「ブラジャーの正しいつけ方」をどのくらい知っているか質問したところ、「よく知っている」と答えたのは、全体の約1割程度であり、「少しは知っている程度」「知らない」など、ブラジャーのつけ方に自信がないと感じている女性が9割近くにのぼった。

自己流でブラジャーをつけている女性は約2割

ブラジャーのつけ方を「学んでいない」女性は2割

「ブラジャーの正しいつけ方をどこから学んだか」という質問に対しては「お店の販売員から」という回答が44.4%で最も多かった。一方で、19.4%が「特に学んでいない」と答えており、約2割近くの女性が自己流でブラジャーを身につけていることが分かった。

バストにとって「よいと思わない」女性が多い

「いまのブラジャーのつけ方は、バストにとってよいと思うか」を聞いたところ、バストにとって「良いと思う」「やや良いと思う」と答えた女性が約4割強なのに対し、「あまり良いと思わない」が45.7%、「良いと思わない」が10.8%と、自分のブラジャーの着用方法に何らかの不安を感じている女性が半数を超えることが分かった。

美と健康の意識は高いが、バストケアへの意識は低い

バストケアに気をつかっている女性は少ない

「美や健康について意識していること」を聞いたところ、「食事に気をつけている」「十分な睡眠をとる」といった項目には半数以上が「意識している」と答え、「スキンケア」や「できるだけ歩くようにする」も高い割合となった。一方で、「バストケア」を「意識している」と答えた女性は1割未満で、「バストケア」はあまり意識されていないという実態が明らかになった。

ブラジャーのつけ方で、乳がん検診を受けている割合にも差が

バストへの意識の差が乳がん検診にも現れている

「正しいつけ方を実践していると思う」とした40代~50代の女性のうち、乳がん検診を「受けている」と答えた女性は、47.3%。一方「正しいつけ方を実践していないと思う」という40代~50代の女性のうち、乳がん検診を「受けている」と答えた女性は22.2%となった。

ブラジャーの正しいつけ方は「ワコール公式サイト ブラジャーの正しいつけ方講座」を参照のこと。