「チョコレート展 Chocolate The Exhibition」メインビジュアル

名古屋市科学館読売新聞社中京テレビ放送は12月17日から2014年2月23日まで、「チョコレート展 Chocolate The Exhibition」を開催する。

"神様の食べ物"カカオから始まるチョコレートの物語

同展は、"スイーツの王様"の魅力を楽しく学ぶ展覧会。 今年2月まで東京都・上野公園の国立科学博物館で開催され、約32万人が来場し話題となった。約200点の展示物を通して、原料であるカカオを育む自然の恵み、発明した人類の智慧と工夫、1粒のチョコレートができるまで、などを明らかにする。

「ZONE1 チョコレートの原点~カカオ」では、"テオブロマ=神様の食べ物"という学名を持つカカオの木(複製)、実や豆の実物展示を通して、チョコレートが貴重な原料から作られていることを学ぶ。「ZONE2 チョコレートをめぐる歴史」では、苦い飲み物だったカカオが、甘いチョコレートになるまでの約4,000年におよぶ歴史をたどる。

カカオの実

「マヤ文明で使用されていたチョコレート容器(C)The Field Museum, Replicas, Photographer Amelia Larsen

「ZONE3 チョコレートと日本」では、江戸時代の歴史書の記述や、大正時代の漆塗りの"型"などを通して、日本でチョコレートが受容されてきた過程を紹介する。「ZONE4 チョコレートができるまで」では、カカオの栽培地の仕事を紹介し、工場に届いてからチョコレートができるまでの工程を、来場者自身が体験できる。

「長崎聞見録」(長崎歴史文化博物館蔵)

チョコレート製造工程の体験ゾーン

「ZONE5 チョコレート・プロムナード~チョコレートをもっと知ろう」では、チョコレートの健康効果や香りの秘密、職人・ショコラティエの世界などを知ることができる。有名ショコラティエによるチョコレートアートの芸術作品も登場する。また、「特設ショップ」 では、オリジナル商品や珍しいチョコレート、雑貨類を販売。東京展で人気を集めた顔写真がパッケージに印刷される「フォトチョコ」も販売する。

「フォトチョコ」(イメージ)

会場の所在地は、愛知県名古屋市中区栄2-17-1。開館時間は、9時30分から17時まで。休館日は、月曜日(12月23日と1月13日は開館)、第3金曜日、12月24日、29日から1月3日、14日となる。入場料は、大人1,300円(前売1,100円)、高校・大学生800円(同600円)、小・中学生500円(同300円)。詳細は同展の公式WEBサイトで確認することができる。