アドビ システムズは、ソーシャルゲームプラットフォーム「Mobage」を運営するディー・エヌ・エー(以下、DeNA)が、「Adobe Creative Cloud」エンタープライズ版を導入し、2013年10月より運用を開始したことを発表した。

「Adobe Creative Cloud」のWebページ

DeNAが同社製品を導入するのは、2012年10月のAdobe Marketing Cloud以来のこと。これにより、DeNAはふたつのクラウド製品を導入し、最新のデジタルマーケティングを実現するプラットフォームを有することとなった。

また、DeNAが業界トップクラスのプラットフォーム「Mobage」を展開するスマートフォン対応のゲーム市場は、市場規模も技術も日々成長する一方、ユーザーの嗜好もますます多様化している。その市場でより多くのユーザーに受け入れられる魅力的なコンテンツを効率的に制作し、正確にスピーディーに展開することは、ビジネスをより強固なものにするための重要な要素のひとつだ。今回のAdobe Creative Cloudの導入によって、閲覧数やダウンロード数などの数値データだけでなく、ユーザー個人の嗜好など、コンテンツのクリエイティブ部分にも影響する情報までをも正確に数値化し、トータルで分析・活用できる基盤が整ったといえる。

なお、同社は製品の提供だけでなく、HTML5やFlashに関する技術情報の提供や最新動向の共有、グローバルレベルでの最新のベストプラクティス提供などをはじめ、トータルサポートを展開していくということだ。