自宅にある「ソース」の種類は何ですか?

日本ソース工業会は今年11月7日に制定した「ソースの日」を前に、1,600人(全国8地域、男女各100人)を対象にしたソースの使用状況や好みに関する調査を実施した。

東部は中濃、西部はウスターを6割以上が常備

まず、自宅にソースを常備している人は全体の91.2%。その種類を尋ねたところ、関東より東は60%以上の世帯が常備しているソースを「中濃ソース」と回答。一方、中部の60%以上、近畿より西では70%以上がウスターソースを常備していることが分かった。

また、広島風お好み焼きなど、お好み焼き文化のある中国地方では、お好み焼き/たこ焼きソースの常備率が39.5%。自宅にあるソースの種類数では、近畿地方より西では平均2種類以上だった。4種類以上常備していると回答した139世帯のうち、104世帯が近畿より西の世帯だった。

地域で異なるソース事情

次に、どのようなメニューや食材にソースを利用しているかを聞いたところ、近畿、中国、四国では「天ぷら」、東北では「マカロニサラダ・ポテトサラダ」、近畿では「シュウマイ・肉まん」、四国では「チャーハン」が多数となった。また九州では、「皿うどん」にソースを使う割合が他地域の倍以上となった。

「ソースの使用」がエリアで顕著な食材

また、ソースを使う料理で好きなメニューのトップ3は、とんかつ(23.3%)、お好み焼き(19.5%)、焼きそば(11.1%)。4位のハンバーグ(6.0%)、5位のコロッケ(5.5%)を大きく引き離した。男性では「とんかつ」、女性では「お好み焼き」が最多となり、男女の好みが分かれた。

60代の男性の約4割はソースが好き

ソースを好きかどうかの質問では、"好き""どちらかというと好き"な人が73.4%。女性では10代(32.9%)、男性では60代(37.6%)が"好き"の割合が最多だった。

あなたは「ソース」は好きですか?(性別・年代別)

また、地域別では、"好き""どちらかいうと好き"の合計では最多が近畿(80.0%)だが、"好き"の割合では北海道(34.5%)がトップだった。

あなたは「ソース」は好きですか?(地域別)

60代以上は「ブランド」が決め手

次に、ソースを購入する時のポイントについて聞くと、1位は男女とも「味」、2位は50代まで「価格」となっているが、60代では2位が「ブランド」となっている。

ソースを購入する際のポイントは?

ミスターソースは阿部寛さん

有名人の中でミスターソース、ミスソースのイメージといえば誰かを尋ねたところ、男性では回答数823人のうち、圧倒的トップは「顔が濃い/インパクトのある顔/ダイナミック」などの理由で"阿部寛さん"(115票)だった。次いで石塚英彦さん(67票)、長嶋茂雄さん(25票)という順番になっている。

ミスソースでは、回答数661人のうちで票が割れ、「洋食的イメージ/たこ焼き好きだから/肌が小麦色だから」などの理由で"ローラさん"(31票)がトップ。次いで上戸彩さん(25票)、ギャル曽根さん(21票)となった。