パナソニックグループのパナソニック カーエレクトロニクス(PCE)は9月18日、従来のカーエレクトロニクス製品の販売・サービス事業に加え、EV/PHEV(電気自動車/プラグインハイブリッド車)用充電設備の販売設置事業を開始すると発表した。

パナソニックグループでは、住宅設備・公共施設ルートを中心にEV/PHEV用充電設備の販売を進めてきた。今回、PCEの取引先である全国4万店に及ぶカーエレ販売ルートへの設置推進を強化することで、電動車両利用者が立ち寄る機会の多い、カーディーラー、カー用品店、自動車整備工場などに、充電インフラを構築していく。

PCEは、コンセントタイプからスタンドタイプ充電器(ELSEEV)まで、パナソニックグループの幅広い商品ラインアップを提供できるだけでなく、施工、付帯工事(屋外看板デザインや駐車場のラインペイントなど)、アフターサービス、さらには国や自治体の補助金申請まで一貫したサポート体制で、多様なニーズに対応する。すでに、その一環として、カー用品店最大手のオートバックスグループ向けにオリジナルデザインの充電スタンドを納入し、駐車場内にある充電コーナー全体の設置工事を請け負っている。また、工事品質を高めるため、第二種電気工事士の資格を有する社員を養成し、全国9営業拠点に専任者を配置、全国各地の自動車関連事業者へのきめ細かいサービスを行っていくという。

充電スタンド

9月20日にオープン予定のオートバックス・各務原に納入された