日立製作所(以下、日立)は8月12日、グループ内の経営資源を結集し、文書管理および広告・宣伝分野における体制強化と効率化を図るため、子会社である日立インターメディックスと日立アイシーシーを2013年10月1日付で合併すると発表した。

合併後の新会社は社名を「日立ドキュメントソリューションズ」に変更する。

合併により、両社がこれまで培ってきた文書管理および広告・コミュニケーションの豊富な業務ノウハウと技術力を融合させ、この分野における情報の生成・伝達・管理・運用技術を通じ、顧客の業務効率向上と事業発展に貢献。また、両社の経営資源を有効活用することで、統合後のシナジー効果を最大限発揮し、最適な事業体制の構築を推進する。

具体的には、広告物の印刷、イベント、Web等の業務で豊富なノウハウを持つ日立インターメディックスと、文書管理事業で培った、文書の電子化、保管、管理に強みをもつ日立アイシーシーが合併することで、文書の企画・生成から活用、保管、管理に至るプロセス全般と活用環境において総合的にプロデュースすることが可能になり、顧客に幅広いソリューションを迅速に提供する。

また、これまで以上に日立および日立グループに対するシェアードサービス機能を強化するとともに、今後、日立グループ以外の個客からの受注拡大と業務効率化によるコスト削減を一層進めて、安定的な収益基盤の構築をめざす。