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登場が待ち望まれているLinuxカーネル3.12だが、当初の予定よりはリリース日が遅くなりそうだ。Linuxの開発者であるLinus Torvalds氏がメーリングリストに投函したメール「RIP - dead harddisk..」が状況を伝えている。Linus Torvalds氏のメインの作業マシンのSSDが故障したため、その復旧作業に時間が取られていることがわかる。

今回の故障によって失われた作業およびソースコードの量はそれほど多くないとされており、実質的な問題はないものとみられる。ただし、この期間はLinuxカーネルにほかの開発者の提案するソースコードやパッチをマージする期間とされており、マージ作業に遅れがでていることになる。

Linux 3.12ではいくつかのGPUで消費電力の管理機能が強化され消費電力の改善が期待できるほか、DRMドライバのアップデート、ACPIと電源管理機能の改善、新しいKVM仮想化機能の導入、サウンドドライバの改善などが予定されている。