大学でもっと勉強しておけばよかったと思うこと

「学生の本分は勉強だ」とよく言われますが、みなさんの学生時代はどうでしたか?

学生の勉強時間を確保するために、採用活動開始を遅らせるという傾向もある昨今、大学でもっと勉強しておけば…と後悔した経験があるかどうか、マイナビニュース会員500名にきいてみました。

Q.大学でもっと勉強しておけばよかったと思うことはありますか?

はい  65.8%
いいえ 34.2%

Q. そう思う理由を教えてください


はい

■語学力が必要
・「英語…海外の顧客の方とやり取りする機会があるから」(41歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「中国語をもっと勉強しておけば良かったと思います」(30歳女性/電力・ガス・石油/事務系専門職)
・「大学のときは、理系なので英語はあまり勉強しなくて良いと思っていた…しかし、社会に出てみると英語を必要とされる機会が年々増えている」(31歳女性/情報・IT/事務系専門職)
・「英語を勉強していれば、就活の選択肢が広がったから」(27歳男性/不動産/その他)


■専門分野で必要だから
・「実験データの処理などで、統計学をしっかり勉強しておいた方がよかったなと思う…また、会社の業績指標を見る際、経済学も勉強しておけばよかったと思う」(53歳男性/電機/技術職)
・「レポートで単位がもらえるからと真面目にやっていなかった分野ほど、必要になることが多いので」(24歳女性/食品・飲料/技術職)
・「原価に関する知識は社会でも役にたつ…どんな職種でも」(41歳男性/ソフトウェア/営業職)


■もっと環境を利用すればよかった
・「大学の図書室は無料で使えるし、設備も充実していました」(32歳女性/不動産/事務系専門職)
・「人間関係とか机の上では学べない部分をもっと勉強したかった…学生だからという一言でいろんな世界をのぞくことができたと思うので」(30歳女性/生保・損保/営業職)
・「経済とか、グローバルな教養・知識・考え方を幅広く学べるのは、あの時期だけだった気がするから」(31歳女性/運輸・倉庫/事務系専門職)
・「今もいくつかの新しい分野の勉強に取り組んでいるが、いずれも大学時代に学ぶチャンスがあったのにちゃんと理解できないままにしていたことばかりである」(55歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)


■時間があったから
・「社会人になると勉強に使える時間がなかなかないので」(31歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「あんなに時間があったんだから、もう少し経済のこととか勉強しておけばよかった…学部に関係なく取れる授業はたくさんあったので」(28歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
・「今更毎晩、仕事のあとに勉強する気力がない」(34歳男性/機械・精密機器/営業職)


いいえ

■今の仕事と関係ない
・「今の仕事に全く生かされていないから」(33歳男性/その他/その他)
・「意味がない、大学で勉強した知識は会社で使わない」(28歳女性/商社・卸/営業職)
・「結局、専門的な知識はキャリアの中でしか形成されない」(39歳男性/小売店/販売職・サービス系)


■十分に勉強した
・「勉強しすぎたから」(27歳女性/小売店/営業職)
・「卒業に必要な単位よりもはるかに多く履修できたから」(24歳男性/その他/その他)
・「成績はほとんど優でこれ以上ないほど勉強した」(28歳女性/生保・損保/事務系専門職)


■その他
・「多分また大学生でも勉強しないと思うから」(31歳男性/その他/販売職・サービス系)
・「時代が変われば要求も変わるので」(46歳男性/電機/技術職)
・「勉強はいつでもできるので、大学時代には何もしないで時間を自由に使って遊んでおけばよかったと思う」(27歳女性/団体・公益法人・官公庁/技術職)



■総評

約7割に及ぶ65.8%の人が、大学でもっと勉強しておけばよかったと思っているようです。理由は、仕事時に必要な知識不足を痛感するからというパターンが多く、特に英語などの語学力や、専門分野の知識が必要だと挙げている方が多く存在しました。

また、勉強しておけばよかったと思わない理由は、十分に勉強したから、又は、今の仕事に活用されていないからという理由がほとんどでした。

しかし、大学での勉強に限らず、学生時代の時間を有効に活用しておけばよかったと考える人は多いようです。職種によるアンケート結果の違いはあまりみられないことから、どんな職種の人でも、少なからずそう思うことがあるということ。忙しい社会人ではありますが、退職後に「職場でもっと勉強・仕事しておけば良かった…」と後悔しないよう、今からも頑張りましょう!

(ロックスター平山)

調査時期: 2013年8月6~7日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性227名 女性273名 合計500名
調査方法: インターネットログイン式アンケート