PMC-Sierraは9月5日、ハイパフォーマンスサーバとネットワークストレージ向けに12Gbps対応SAS RAIDアダプタ「Adaptec 8シリーズファミリ」5製品を発表した。

同シリーズは、PCI Express(PCIe)Gen3(8レーン)に対応したRAIDアダプタ製品で、処理エンジンを新規開発することにより、4Kランダムリードで前世代製品比で最大60%の向上となる70万IOPSを実現。この性能について、同社では6GbpsのSAS SSDの2倍、一般的なHDDに対しては最大1000倍高速にすることが可能なパフォーマンスを提供するとしている。

また、5製品の内、型番に"Q"が付随しているものは、同社の第4世代キャッシングソリューションが搭載されており、これにより従来のキャッシング機能に加えて、階層化(ティアリング)技術も提供されることとなる。同技術を活用するためのソフトウェア「maxCache Plus」を活用することで、フィルタドライバがOSレベルで組み込まれ、キャッシングやティアリングを実現することが可能となり、これによりAdaptec 8シリーズ製品に接続されていない、同一サーバ環境内にあるすべてのストレージデバイスを認識することが可能となり、速度の速いドライブや遅いドライブなど、要件に応じて柔軟に設定することが可能となり、これにより、もっとも費用対効果の高いストレージアーキテクチャを可能とすると同社では説明する。

さらに、RAIDカードでありながら、HBAモードとしても利用が可能であり、用途に応じて使い分ける、といったことも可能だ。

なお、5製品は内部8ポート/外部8ポートでmaxCache Plus搭載の「ASR-8885Q」、内部16ポートでmaxCache Plusと第4世代ゼロメンテナンスキャッシュプロテクション機能を搭載した「ASR-81605ZQ」、内部8ポート/外部8ポートの「ASR-8885」、内部8ポートの「ASR-8885」、内部8ポート/外部8ポートでミラーリング用の「ASR-8885E」となっており、いずれも出荷は2013年第4四半期を予定。価格は、現行のAdaptec 7シリーズと同等程度を想定しているとのこと。

Adaptec 8シリーズの外観