「血めぐり研究会 supported by Kao」はこのほど、夏の「身体の不調」についての調査を実施、結果を公表した。
同調査は6月、麻布ミューズクリニック名誉院長の渡邉賀子氏の監修により、首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)在住の20~50代の女性400(各年代100名)を対象に、インターネット調査にて実施した。
55.7%が、夏に「身体の不調」を感じている
調査の結果、半数以上(55.7%)の女性が、夏に「身体の不調」を感じていることがわかった。
また、不調の種類として、半数以上が「だるさ・倦怠感」(77.8%)、「疲労(疲れが取れない)」(77.0%)、「冷え」(66.8%)、「発汗」(61.6%)、「睡眠不調」(60.2%)、「胃腸の不調」(56.0%)、「頭痛」(52.8%)などの症状を挙げた。
その原因として、「暑さ」(56.0%)に続いて「屋内と屋外の気温差」(54.8%)、「冷房による冷え」(50.6%)、「冷たい飲食物の摂り過ぎ」(29.8%)が多数見受けられた。このことから夏の不調は、猛暑の影響や、その回避の弊害としての「冷え」によっても多いことがわかる。
記録的な猛暑の後は、夏バテが長期化、「秋バテ」に注意
この結果について、血めぐり研究会 主任研究員の渡邉賀子氏は、「『夏バテ』とは、夏の暑さで、体力や食欲が低下することにより、疲れやだるさなどの不調が現れる、いわゆる『暑気あたり』で、通常は暑さが一段落して、過ごしやすくなる秋口には不調の症状は回復します。しかし近年、夏の間に冷房や冷たい物の摂り過ぎで身体を冷やすことにより、自律神経のバランスが乱れ、秋になって不調が出てくる、いわゆる『秋バテ』を訴える人が増加しています」とコメントしている。