PHP: Hypertext Preprocessor |
PHPの開発チームは8月22日(米国時間)、PHP 5.4系およびPHP 5.5系の最新版となる「PHP 5.4.19」および「PHP 5.5.3」を発表した。主にセキュリティ修正を目的としたリリースで、OpenSSLモジュールにおいて発生していた脆弱性「CVE-2013-4248」を修正する内容になっている。またPHP 5.4.19においては、ZTSを有効にした状態でコンパイルに失敗する問題が修正されている。すべてのPHPユーザに「PHP 5.4.19」または「PHP 5.5.3」へのアップグレードが推奨されている。
PHPの最新版ソースコードはダウンロードサイトよりダウンロード可能。安定バージョンはPHP 5.5系とされており、PHP 5.4系およびPHP 5.3系は古い安定版と位置づけられている。
PHP 5.4系とPHP 5.5系に関しては8月15日(米国時間)にそれぞれ最新のセキュリティ修正版となる「PHP 5.4.18」および「PHP 5.5.2」が公開されたばかり。このバージョンでもOpenSSLの扱いに関するセキュリティ脆弱性(CVE-2013-4248)の修正が盛り込まれていた。リリース日が近いため混乱する恐れがある。PHPユーザは最新の安定版へのアップグレードが推奨される。