米Imationは8月19日(現地時間)、ファイバー・チャネル・サポートを追加した次世代Nexsan NST一体型ハイブリッドストレージプラットフォームのNST6000と、ストレージオペレーティングシステムの「NestOS 3.0」を発表した。

「NestOS 3.0」を搭載したNST6000の最初のモデル「NST6530システム」は、ブロックレベル(ファイバーチャネル、iSCSI)とファイルレベル(NFS、CIFS、SMB、FTP)のトラフィックをサポートする。ソフトウエアやライセンスの追加購入の必要はなく、ブロックとファイルのアクセスを同時にサポートする。

「NST6530システム」

そのほか、新たな高性能コントローラと拡張フロントエンドFASTierRキャッシングエンジンを採用しており、Nexsan Eシリーズストレージ(最大5PB)に接続し、ランダムI/Oパフォーマンス要件にも対応する。

また、同社ではあわせて、災害復旧に適した統合型ソリューション「NST6000MC Metro Storage Cluster」を発表した。

Nexsan NST6000MCメトロストレージクラスタは、ファイバーチャネルで接続されたNexsan Eシリーズストレージシステムと2台のアクティブ/アクティブNST6000MCコントローラノードから構成される。

2台のNST6000MCコントローラノードを物理的に最大10km離すことができ、各NST6000MCコントローラノードにファイバーチャネル接続により、1台以上のNexsan Eシリーズストレージシステムおよび拡張ユニットを割り当てることができる。

同ソリューションは、データセンターと構内のサイト、または10キロ圏内の遠隔サイトとの間のデータレプリケーションやフェールオーバーの機能が強化されているほか、Nexsan Eシリーズのファイバーチャネルストレージで設定されたアクティブ/アクティブ構成の2つのコントローラノードを備えている。

なお、「NST6530」と「NestOS 3.0」は今秋、発売予定(米国)となっている。