夏の職場(屋内)を暑く感じる頻度

ノルド社会環境研究所は、関東・関西の男性オフィスワーカーを対象に、「夏の職場の節電実態と本音」について調査を実施した。調査は7月11日~14日にかけて行われ、300人から有効回答を得た。

夏の職場は暑いと82%が回答

まずはじめに、夏の職場(屋内)を暑く感じる頻度を聞いてみると、「よくある」が46.0%、「たまにある」が35.7%で、合わせて81.7%が「ある」と回答した。特に工場や倉庫などに勤務している層は「よくある」が69.0%、「たまにある」が26%。合わせると95.0%とほぼほとんどの人が「暑い」と感じていることがわかった。

職場を含む屋内で、体の不調を感じるか、熱中症になったことがあるかを聞くと、「軽度の熱中症になった」(4.3%)、「中度の熱中症になった」(3.7%)、「重度の熱中症になった」(0.7%)と熱中症になったことがある人は8.7%だった。熱中症以外に「暑さのために体調不良になった」(26.7%)と合わせると、体調不良経験者は35.3%となっている。

職場を含む屋内で、体の不調を感じたり熱中症になったことがあるか

職場の夏の節電を、「必要だとは思うが、我慢したくない」という考えについてどう思うかを聞くと、「そう思う」(「そう思う」と「ややそう思う」の合計)は55.7%と、過半数が回答した。もし冷房制限が厳しくなったときの気持ちを尋ねると、「つらい」(「非常につらい」「つらい」の合計)という回答も80.3%だった。

職場の夏の節電を、「必要だが、我慢したくない」と思う割合

暑さにより、仕事の能率が下がると思うか尋ねたところ、「低下する」と回答した人は96.0%。どの程度低下するかについては、「30%以上低下する」と回答した人が74.0%。平均値は39.1%だった。通常より約4割低下すると、サラリーマンは実感しているようだ。

暑さにより、仕事の能率がどの程度下がると思うか