住友電工情報システムは8月1日、全文検索エンジン「QuickSolution(クイックソリューション) Ver.8.3」を開発し、販売を開始すると発表した。

全文検索エンジン「QuickSolution」スマートフォン(スマホ)/タブレット対応

同製品では、文書ファイル(Word、Excel、PowerPoint、PDF)のタイトルを自動抽出 システムからの自動生成文書などにみられる、日付と通し番号で構成されるような、似たようなファイル名の文書が多い場合の検索でも、本機能で文書中から類推したタイトルを抽出する対応が可能となる。これにより検索結果に、文書ごとのタイトルを表示することができ、欲しい情報をより見つけ易くなる。尚、本機能は検索対象ごとにON/OFFの設定が可能。

全文検索エンジン「QuickSolution」サムネイル/ビューワ(FSモデル)機能

また、スマートフォン(スマホ)に加え、タブレットにも対応。これにより、最近ニーズが高まりつつある現場での資料参照など、Wi-Fi利用環境においても、社内文書を手軽に検索できるようになり、組織内での情報活用をより一層促進。

さらに、管理者が行うアクセス制御設定画面に、絞り込み機能を追加。検索対象や検索ユーザの情報が大量に存在する大規模利用の場合にも、検索対象や検索ユーザのグループによる絞込みが行えるので、アクセス制御の設定がより簡単になる。

製品は、フルスペックのFSモデルと基本機能に絞ったDBモデルがあり、どちらのモデルもファイルサーバ、Webサーバ、RDB等を標準で検索可能。FSモデルの本体標準価格は120から900万円(税別)で、DBモデルの本体標準価格は80から600万円(税別)。

同社は、今後もますます需要が見込まれるビッグデータ時代を見据えたエンタープライズサーチの市場において、ニーズを先取りした検索エンジンの開発に取り組んでいく。