東京都江戸東京博物館

江戸東京博物館(東京都墨田区)は開館20周年記念として、9月1日まで20歳の人限定で常設展と特別展を20円で観覧できる、「20歳のあなた!20円で『えどはく』をまるごと楽しんじゃおう!」キャンペーンを実施している。

記念特別展として「花開く 江戸の園芸」

同キャンペーンは、開館20周年を「20歳の方たちと一緒に20歳のお祝いをしたい!」という願いと、若い人に江戸東京の歴史や文化に興味を持ってもらい、同館の魅力を知るきっかけづくりを目的として実施するもの。

期間中には開館20周年記念特別展「花開く 江戸の園芸」を開催。江戸時代は、大名から町人まで幅広い階層の人びとが草花の栽培を楽しんでおり、その園芸文化の発展ぶりには約150年前に来日したイギリスの植物学者、ロバート・フォーチュンが驚いたほどだという。

特別展では、緑に親しむ人びとが描かれた浮世絵や屏風、当時の園芸書、鉢植えの植物を描いた刷り物や、葛飾北斎や歌川国貞などの江戸を代表する絵師の作品を展示する。

歌川国貞(三代豊国)画 「四季花くらべの内 秋」嘉永6年(1853) 個人蔵

開館時間は、9時30分~17時30分(土曜日は21時まで)。休館日は月曜日(ただし8月12日は開館)。

同キャンペーン対象は、1992年7月1日~1994年4月1日生まれの人。来館時に身分証明書(免許証・保険証・パスポートなどで生年月日が記載されているもの)を提示すると、通常一般観覧料は、特別展は800円、特別展・常設展は1,120円のところ、20円で観覧できる。