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リージャスは、夏期休暇(自主取得、会社指定を含む)取得中の仕事に関する調査を世界96カ国、2万6,000人のビジネスパーソンを対象に実施した。同社日本法人日本リージャスは、7月25日にその結果について発表した。

日本人は夏期休暇中に仕事を行う傾向が高い

まず最初に、夏期休暇取得中にも関わらず仕事をする予定があるか尋ねたところ、「仕事をする(予定)」と回答した率が最も高かったのは日本(68%)だった。2位は中国(55%)、3位はインド(54%)。なお、グローバル平均は39%となっている。

次に、夏期休暇中に仕事をする人の男女比について調べると、どの国でも男性が女性に比べて夏期休暇取得中に仕事をする予定が高いことがわかった。上位3国を見ると、日本では男性68%・女性67%、中国では男性60%・女性49%、インドでは男性54%・女性52%。グローバル平均値は、男性42%・女性34%だった。

同社は、世界で夏期休暇取得中にも関わらず仕事をする傾向が見られるのは、パソコンやスマートフォンなどのIT機器の普及、携帯電話回線やWi-FiなどのITインフラの拡充により、いつでも仕事ができる環境が整備されたことが要因ではないか、としている。

また、日本のビジネスマンが諸外国に比べ夏期休暇中に仕事を持ち込む割合が高いのは、仕事を効率的に進められず、休暇前に仕事を残したことが原因のひとつとして考えられるという。非効率的である背景には、テレワークの普及具合、通勤時間の長さ、ワークライフバランスの考え方などが諸外国と異なっていることが関係しているのではと考察している。