シャープは、紙のノートの感覚で画面に直接書きこむ"手書きの良さ"と、保存したデータの検索やPCとの連携といった"デジタルの便利さ"を融合した電子ノート「WG-N20」を発売する。発売日は8月8日。市場想定価格は1万5,000円前後。

「WG-N20」(左:ブラック、右:ホワイト)

同機は、最大2,000ページ分の手書きノートデータを保存し、パソコンと連携した活用も可能な電子ツール。本体内蔵メモリに保存できるノートのページ数は、同社の従来機に比べ2倍の最大2,000ページ分に増量。タッチパネル対応の6インチモノクロ液晶(SVGA、600×800ドット)を搭載し、3つの太さのペン・マーカーから任意の物を選択し、細かな文字や図の書き込みを行うことができる。そのため、出先でスケッチやメモをとるクリエイターの記録用デバイスとして使うこともできそうだ。

また、外出先などでも安心して使用できる画面ロック機能を装備。ノートは目的別に100冊まで分類して作成でき、見たいページを検索して表示する「日付検索」や「分類検索」機能を備えている。加えて、ノートのデータをパソコンに保存することも可能で、デフォルトではノートの出力形式はBMP/JPEGとなっているが、別途PC連携用ソフト「電子ノートユーティリティー」を使用した場合、BMP/JPEG/PNG/PDF形式の中から選択して保存する。

逆に、パソコンに保存している画像データを同機に取り込むことにも対応している。デフォルトではBMP形式、PC連携用ソフトを用いた場合はBMP/JPEG形式でのパソコンJPEG/PNG形式のファイルも取り込み可能。そのほか、ノートのフォーマットとして、スケジュールや方眼など内蔵の物に加え、顧客カードやアイデアメモ、人気キャラクターの追加コンテンツをダウンロードし、追加することもできるということだ。

なお、同機の外形寸法は幅111mm×奥行155mm×厚さ9.9mm(本体のみ)、重さは約275g(専用カバー、スタイラスペン含む/本体のみの場合約210g)。リチウムイオン充電池を内蔵しており、一度の充電で約30日間の使用が可能となっている。