日立ソリューションズ・ビジネスは7月24日、HTML5に対応したモバイルWebアプリケーション実行基盤「快作モバイル+」に印刷・手書き機能を追加し販売を開始すると発表した。

「快作モバイル+」システム構成例

同社では、タブレット/スマートフォン等のモバイル端末から社内Webシステムの「セキュアな閲覧」、および「モバイル機能(カメラ、DB、オフライン閲覧など)の活用」を支援する「快作モバイル+」を販売しているが、このたび、よりモバイルでの業務利用の用途を広げるため、業務シーンでの利用が見込まれるA4モバイルプリンタでの印刷と手書き機能を追加した(利用可能なA4モバイルプリンタは、ブラザー工業「PJ-663」「PJ-673」)。

これにより、モバイル端末を利用して社外での印刷や手書きメモ/サインが可能になり、社外における業務の幅が広がる。また、これらの機能は容易に企業のWebシステムに組み入れることができるため、低コストで柔軟性の高いモバイルWebアプリケーションの構築が可能となる。

主な機能強化は、快作モバイル+が提供するブラウザ(快作モバイル+Browser Agent)で表示するWebページの印刷が可能となり、iPad/iPhoneではPDFファイルの印刷にも対応。プリンタは持ち運び可能なA4プリンタ、および、AirPrint対応プリンタ(据え置き型)をサポート。Webページ/PDFごとに印刷可否を指定できるため、セキュリティの面から社外での印刷を控えたいページや資料については、印刷を制限することができる。

また、タッチパネルを活かした「手書きサイン」および「画像/撮影写真への手書きメモ」をサポート。これにより、業務完了のサインや撮影写真に印やコメントをつけることが可能となる。

さらに、快作モバイル+Browser Agentがマルチウィンドウに対応。これにより複数システムの同時閲覧が可能となり、複数の情報を閲覧しながら業務遂行が可能となる。

今後も同社は、業務でのモバイル活用を推進するとともに、セキュアで使いやすいHTML5対応モバイルアプリケーションの構築や業務効率の向上を支援していく。