日立製作所(以下、日立)は、PCサーバである日立アドバンストサーバ「HA8000シリーズ」において、最新のインテル XeonプロセッサーE3-1200 v3製品ファミリーを採用し、従来モデル比で約1.1倍の処理性能を実現した、1プロセッサーモデルの新製品と、ファイルサービス機能を強化したオペレーティングシステム(OS)であるWindows Storage Server 2012に対応した、ネットワークストレージサーバ「HA8000/NS」の新製品を開発し、7月25日から販売を開始すると発表した。

「HA8000/RS110」/「HA8000/NS10」

同社は、「HA8000シリーズ」の1プロセッサーモデルとしては初めて、設定した消費電力の上限値を超えないようにプロセッサーの動作を自動的に制御する動的パワーキャッピング機能を搭載したほか、「HA8000/RS110」では、変換効率94%を超える業界最高水準の80 PLUS PLATINUM認証を取得した電源モジュールを新たに採用した。

同時に、中小規模のシステム環境のファイル共有およびバックアップ用途向けのネットワークストレージサーバ「HA8000/NS」において、Windows Storage Server 2012に対応し、ファイルサーバ機能などを強化をした新製品を開発。具体的には、「HA8000/NS10」「HA8000/NS110」「HA8000/NS220」「HA8000/NS220-s」の4機種において、Windows Storage Server 2012 Standardをサポートし、ストレージ内の重複したデータを自動的に削除してストレージ容量の使用効率を向上する重複排除機能を追加するとともに、ファイル共有プロトコル「SMB(Server Message Block)3.0」への対応により、ファイル転送性能を高速化した。さらに、「HA8000/NS10」「HA8000/NS110」については、ストレージ容量も約33%拡大し、最大12TBとした。

製品名 仕様CPU メモリ ストレージ容量 価格
「HA8000/TS10」 CPU:インテル Xeonプロセッサー E3-1200 v3 製品ファミリー 最大1(最大4コア) 最大32GB 最大16TB(RAID0) 147,000円~
「HA8000/RS110」 CPU:インテル Xeonプロセッサー E3-1200 v3 製品ファミリー 最大1(最大4コア) 最大32GB 最大16TB(RAID0) 189,000円~
ネットワークストレージサーバ「HA8000/NS10」 CPU:インテル Xeonプロセッサー E3-1200 v3 製品ファミリー 最大1(最大4コア) 最大32GB 最大12TB(RAID5) Windows Storage Server 2012 Standard 373,800円~
ネットワークストレージサーバ「HA8000/NS110」 CPU:インテル Xeonプロセッサー E3-1200 v3 製品ファミリー 最大1(最大4コア) 最大32GB 最大12TB(RAID5) Windows Storage Server 2012 Standard 378,000円~
ネットワークストレージサーバ「HA8000/NS220」 CPU:インテル Xeonプロセッサー E5-2400製品ファミリー 最大2(最大12コア) 最大384GB 最大13.5TB(RAID5) Windows Storage Server 2012 Standard 525,000円~
ネットワークストレージサーバ「HA8000/NS220-s」 CPU:インテル Xeonプロセッサー E5-2400製品ファミリー 最大2(最大12コア) 最大384GB [前面]最大33TB(RAID5) [背面]最大900GB(RAID1) Windows Storage Server 2012 Standard 621,600円~