米Motorola Mobilityが8月1日に米ニューヨークでプレスイベントを開催する。報道関係者に送られた招待状には「moto X」と描かれており、開発が噂されていたスマートフォンの新しいフラッグシップ機種を発表すると見られている。

Moto XはMotorolaがGoogle傘下になってから開発したと噂されるスマートフォンだ。それが事実ならば、Googleのモバイル・ビジョンが色濃く反映された端末になる可能性が高く、Samsungが独走し始めたAndroidスマートフォン市場に再び競争をもたらす端末として注目されている。

The Vergeなどが掲載したリーク情報によると、Moto Xはディスプレイサイズが4.5インチで、SoCはSnapdragon MSM8960T (1.7GHz)、RAMは2GB。背面カバーにケブラーが用いられている。突出したハードウエア仕様ではないが、ソフトウエアによって特徴的なユーザー体験を提供するという。例えば、スリープ中でも、ユーザが端末を手にした時に時刻や通知を画面に表示させられるというように、頻繁に利用する機能へのアクセスが容易になる。音声入力などを利用するほどに端末がユーザーの声を聞き分けられるようになり、また"always-on"リスニング・モードをサポートする。設定で同モードを有効にすると、「OK Google Now」と声で命じた後、常にユーザーの音声コマンドに対応するようになる。端末を振るようなジェスチャーだけでカメラが起動し、カメラ・アプリは自動HDRモードを備えるという。