JR東日本ステーションリテイリングは、東日本鉄道文化財団と共に万世橋高架橋で開発を進めている新たな商業施設の名称を「mAAch ecute 神田万世橋(マーチ エキュート カンダマンセイバシ)」に決定し、ロゴマークや店舗情報を発表した。開業日時は2013年9月14日。

佐野研二郎がデザインした「mAAch ecute 神田万世橋」ロゴマーク

「mAAch ecute 神田万世橋」は常設ショップと期間限定ショップを合わせ、飲食・物販・カフェなど合計11店舗で構成される商業施設。万世橋が駅としての機能を休止した1943年以来、70年ぶりにその内部が公開され、旧万世橋駅プラットフォームを活用した展望テラスなど、さまざまな箇所で旧万世橋駅や交通博物館時代の歴史の痕跡を見ることができる。

「mAAch ecute 神田万世橋」 完成イメージ(提供:JR東日本ステーションリテイリング)

高架橋開発整備イメージ(提供:JR東日本)

また、同施設のロゴデザインは、KDDIの「LISMO」などで知られるアートディレクター・佐野研二郎が手がけた。赤を基調とした躍動感のあるアーチ状のデザインで、多くの人々を迎え入れる「ゲート」を表現したとのこと。ロゴマーク、ブランドネーミングの全体統括はGマークの審査委員も務めるマーケティングマネジャーの川島蓉子氏が、施設のブランドネーミングはコピーライター/クリエイティブディレクターの李和淑氏が務めた。

そのほか、秋葉原のアートセンター「3331 Arts Chiyoda」の企画に関与するなど、神田の地で10年以上活動してきた非営利芸術活動団体「コマンドN」が同施設内にカフェをオープンし、「食」を起点としたコミュニティアートの拠点とするということだ。