NHKは、深海の巨大イカ「ダイオウイカ」の模型に"4D"プロジェクションマッピングを行うイベント「深海4D スクエア-夏の夜に浮かび上がる幻のダイオウイカ-」を開催する。開催日時は7月19日~21日 19:00~21:00(予定)。会場は東京ミッドタウン キャノピー・スクエア。観覧無料。今回は、開催前に行われた報道向けの上映会の様子をお届けする。

プロジェクションマッピングを行う前のダイオウイカの模型

東京ミッドタウンの屋外スペース「キャノピー・スクエア」に、3日間限定で巨大なダイオウイカが出現する。プロジェクションマッピングの実施が目玉だが、15mもの大きさのダイオウイカが天井から吊されているだけでもかなりの迫力だ。

今回実施される「"4D"プロジェクションマッピング」は、"3D"の大型模型に、気象データ(D)を投影するプロジェクションマッピングを指している。ダイオウイカが生息する小笠原諸島海域の気象データ(風速、風向、気温、湿度、気圧)を10分ごとに取得し、3時間分の情報を1分にまとめた変動データをプロジェクションマッピングの映像とBGMに反映。映像は気象データそのものを表示するわけではなく、色や演出に変化を与えるということで、1度たりとも同じ演出が見られないのが持ち味となる。このイベントの企画制作はNHKエンタープライズ、プロジェクションマッピングの映像制作はP.I.C.S.、映像照射技術はエス・シー・アライアンスが行った。

なお、このイベントはNHKのダイオウイカを特集した他の企画と連動しており、10月6日まで国立科学博物館にて特別展「深海 ー挑戦の歩みと驚異の生きものたちー ~ The deep ~」が開催されるほか、7月27日(19:30~)と28日(21:00~)にはNHKスペシャル「深海の巨大生物」(全2回)が放送される。