ノベルは7月18日、SUSE Linux Enterpriseの最新版「SUSE Linux Enterprise 11 Service Pack 3(以下、SLE11 SP3)」の提供開始を発表した。

SUSE Linux Enterprise は、包括的な製品ポートフォリオで構成されており、「SUSE Linux Enterprise Server」、「SUSE Linux Enterprise Server for System z」、「SUSE Linux Enterprise High Availability Extension」、「GEO Clustering for SUSE Linux Enterprise High Availability Extension」、「SUSE Linux Enterprise Desktop」、「SUSE Linux Enterprise Server for VMware」、「SUSE Linux Enterprise Virtual Machine Driver Pack」の7製品が、SLE11 SP3としてリリースされた。

SLE11 SP3は、RISC/UNIXシステムで動作する処理負荷の高いワークロードの移行先として最適な、スケールアップの選択肢で、最大級のシステムをサポートできるスケールアップ性能を備え、最大 4096の論理CPUおよび16 TiBのシステムメモリを構成できる。また、IBM zEnterprise SystemのzEC12 Flash Expressハードウェアをサポートし、低遅延で高スループットのストレージを利用でき、SANトラフィックを低減できる。

また、Unified Extensible Firmware Interface(UEFI)セキュアブートのメカニズムを統合した最初のエンタープライズ向けLinuxディストリビューションとなり、システムの起動時における悪意の攻撃を受ける可能性を大幅に低減している。