エルピーアイジャパン(LPI-Japan)は7月8日、2014年1月の配信開始を目標にして「HTML5認定試験(HTML5 Professional Certification)」の開発に着手したことを発表した。LPI-Japanは、OSS/Linux技術者認定機関として「LPIC」および「OSS-DB技術者認定制度」を実施している。

HTML5は、リッチインタフェースが主流の現状において、次世代の標準Webプラットフォームとして注目を集めている。世界で利用されているWebブラウザのうち75%以上がHTML5に対応しており、今後もさらに拡大することが予想される。また、HTML5対応のモバイルデバイスやアプリケーションソフトも、急速に普及していくことだろう。

このような状況を受けてLPI-Japanは、HTML5を扱うWebプロフェッショナルの知見・技術力を中立的な立場で認定する資格の必要性が高いとの結論に至った。本試験はNTTソフトウェア、HTML5開発者コミュニティ「html5j」、LPI-Japan理事企業の協力を得て、オープンコミュニティの枠組みで開発する。

本認定プログラムは、HTML5に関する基本知識や静的なコンテンツを制作できるスキルを認定する「Silver(Markup Professional)」と、応用知識や動的なアプリケーションを制作できるスキルを認定する「Gold(Application Development Professional)」の2つのレベルの試験から構成される。受験料はそれぞれ1万5750円を予定している。