大人になってから好きになった食べ物は?

成長に伴う味覚の変化や食わず嫌いの克服などにより、大人になってから好きになった食べ物がある人は多いのではないだろうか。そこで、マイナビニュース会員の男女500名に「子どもの時は好きではなかったけど、大人になってから好きになった食べ物はありますか?」と質問したところ、以下のような結果となった。

Q.子どもの時は好きではなかったけど、大人になってから好きになった食べ物はありますか?


はい 70.8%
いいえ 29.2%

では、実際にどんな食べ物を大人になってから好きになったのかを、「はい」と回答した約7割の人を対象にアンケート調査してみた。また、どうしてその食べ物が好きになったのかも聞いてみたので紹介する。

Q.「はい」と答えた方に質問です。どの食べ物を好きになりましたか?(複数回答)


1位 ピーマン 14.4%
2位 なす 13.8%
3位 ゴーヤ 9.9%
4位 レバー 9.0%
5位 しょうが 8.8%
5位 なっとう 8.8%
※5位は同率


■ピーマン
・「大人になったら、苦みも旨味と感じるようになった」(51歳女性/情報・IT/事務系専門職)
・「ピーマンの肉詰めを食べたことがきっかけで、苦手感がなくなったから」(26歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「覚えていないのですが、いつの間にか食べられるようになっていましたね」(30歳男性/情報・IT/技術職)



■なす
・「どうしても食べなければいけない状況で食べてみたらおいしかった」(45歳男性/医療・福祉/専門職)
・「おいしく食べられる調理法を自分で生み出したので」(31歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「小さい頃は色がおいしそうに見えず食わず嫌いだったが、ミートソースなどと食べてみたところ大丈夫だったので」(27歳女性/アパレル・繊維/販売職・サービス系)



■ゴーヤ
・「苦みが嫌だったけど、それが病み付きになってきたから」(28歳男性/食品・飲料/販売職・サービス系)
・「苦さがおいしく感じるようになったからです」(21歳女性/通信/秘書・アシスタント職)
・「おいしいゴーヤチャンプルーに出会ったから」(27歳女性/マスコミ・広告/事務系専門職)


■レバー
・「焼いたレバーはパサパサ・モサモサするので嫌いでしたが、大人になってレバニラ炒めを食べるとビールによく合うし、生レバーも食感が好きになりました」(29歳男性/医薬品・化粧品/技術職)
・「おいしい焼肉屋で独特の臭みを処理してくれていて、それまで苦手だったのを克服した」(30歳男性/商社・卸/営業職)
・「体のために、と思って食べたらおいしかった」(29歳女性/電機/技術職)



■しょうが
・「しょうがは昔は辛くて食べられなかったが、今はその辛みが好きになった」(33歳女性/不動産/事務系専門職)
・「そうめんを食べる時に薬味として使ったらおいしかったから」(22歳女性/学校・教育関連/秘書・アシスタント職)
・「学生時代に食べだしたしょうが焼きの存在が大きく、それまでは独特の香りが好きではありませんでした」(53歳男性/電機/技術職)


■なっとう
・「独特の臭いがおいしいと思うようになったから」(30歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「好きというよりも、健康によい食材として食べるようになった感じ」(42歳男性/その他/秘書・アシスタント職)
・「昔の納豆は臭くて苦かったけど、最近のは食べやすく改良された」(34歳女性/商社・卸/事務系専門職)

■その他
・おはぎ「ごはん(主食)が甘いのは変、という固定概念を打破できたから」(26歳男性/その他/クリエイティブ職)
・お刺身、お寿司「接待などで少しづつ食べさせられて(笑)、高級な店でたくさん慣れた」(31歳女性/小売店/販売職・サービス系)
・とろろ「昔はかゆくなるので好きではなかったが、大人になって久しぶりに食べたところ、おいしく健康にも良い」(27歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)


■総評

1位と3位は、苦い野菜の代表とも言える「ピーマン」と「ゴーヤ」。どちらも「子どものころは嫌いだった苦味が、大人になってから好きになった」という理由が多く、ピーマンの肉詰めやゴーヤチャンプルーなど、おいしい料理に出会ってから克服できた、という意見も目立っていた。

2位の「なす」は、見た目や食感が嫌いだった理由として挙げられ、焼きなすや天ぷら、トマトベースのパスタといった、特定の料理を食べたことで好きになれたと答えている人が多い。4位の「レバー」は、「料理店で食べるようになってから好きになった」という意見と、「酒のつまみとして食べるようになったから」という意見で占められていた。

同着5位の「しょうが」は、「薬味として使うようになった」「しょうが焼きがおいしかったから」「健康のため」など、意見がバラバラ。意外と順位低かった同着5位の「なっとう」は、人に勧められたり食べざるを得ない状況で「食べてみたらおいしかった」という転機を迎えた人が多く、臭いを抑えた食べやすい商品の出現を理由にしている人も見受けられた。

全体的に、苦味や臭いのキツい癖のある食品が、子どもの時は好きではなかったけど、大人になってから好きになった食べ物として挙げられている。食べられるようになった理由は、いつの間にか食べられるようになっていたパターンと、1度食べたら克服できたというパターンが多く、他には健康やダイエットのためという意見がちらほらと見られた程度だった。子どもの頃から嫌いで、大人になってからもまったく食べていない食べ物があったら、思い切って1度試してみてはいかがだろうか。

調査時期: 2013年6月13日~6月14日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性226名 女性274名 合計500名
調査方法: インターネットログイン式アンケート