南側(警固公園側)エントランス イメージ

西日本鉄道は、同社が運営する商業施設「ソラリアプラザ」(福岡県福岡市)が、約2年の歳月をかけて開業以来最大のリニューアルを実施することを発表した。

回遊性や利便性を備えた施設に

「ソラリアプラザ」は平成元年(1989)に開業。その後、同施設を取り巻く環境は大きく変化したために、昨秋からターゲット層の見直しや魅力あるテナントの誘致、動線や館内環境の整備などを進めている。

このほど、周辺環境の変化に即した動線の見直しなど約60億円の投資額をかけて、開業以来最大規模となるリニューアルを実施する。"ターミナル直結"という商業施設としてのメリットを生かした構造とし、「九州ナンバーワンのファッションビル」としてふさわしい回遊性・機能性・利便性を備えた施設を目指すという。

地下2階(店舗)イメージ

3階休憩スペース(イメージ)

福岡(天神)駅との結節を強化

具体的には地下2階を店舗化し、きらめき通り地下通路と接続する。これにより、地下通路とソラリアプラザ及び、西鉄天神大牟田線の福岡(天神)駅との結節強化を図るという。品ぞろえは毎日立ち寄りたくなるフロアとなるよう、“ちょっとしたぜいたく”を味わえる食物販や“日々の生活を楽しくする”雑貨をラインナップする。

さらに、施設の西側(岩田屋側)にエスカレーター棟を新設。地下2階から地上2階をつなぎ、きらめき通り地下通路から福岡(天神)駅までのスムーズな動線の確保と回遊性を高める。また、中央エレベーターも改修し、各階に休憩スペースも増設。施設内のテナントも、大幅な入れ替え・改装を行う。

加えて、2012年11月に刷新した警固公園の眺望を最大限に生かすため、外観も大きくリニューアル。南側エントランス(警固公園側)の1階~6階までの外壁をガラス張りとする。

リニューアルは2013年6月27日から、2015年春までを予定している。