NTTドコモは6月27日、法人契約の携帯電話を遠隔で一元管理する「ビジネスmoperaあんしんマネージャー」における、スマートフォン向け機能の拡充を発表した。

今回拡充される機能は、「遠隔カスタマイズ(スマートフォン)」としてオプション提供される。拡充を行う機能は「デバイス利用制限」、「インストール制限」、「アプリ管理」、「遠隔設定」となる。

これらのうち、「デバイス利用制限」では、これまでフィーチャーフォン向けに提供されてきたカメラ、ワンセグ、赤外線の制限に加え、Wi-Fi、テザリング、スクリーンキャプチャの制限が追加された。

一方、「インストール制限」、「アプリ管理」では、指定アプリのインストール制限や各端末にプリインストールされているアプリの利用制限が可能となっている。加えて、管理者が遠隔でアプリのインストールと削除を行うことができ、顧客企業が開発したアプリも遠隔でインストール可能だという。

また、「遠隔設定」では、管理者が指定したWi-Fiアクセスポイント以外の利用を制限できるほか、画面ロックの解除パスワードを強制的に変更することも可能だという。

遠隔操作イメージ

ドコモによると、今回拡充された機能はアプリケーションレベルではなく、OSレベルでの制御となっている。これにより、セキュリティ設定や携帯電話の管理機能を強化し、第三者による不正利用や情報漏えいリスクを軽減している。

ビジネスmoperaあんしんマネージャーの基本料金は、一括請求あたり月額1,050円となっており、拡充オプションの「遠隔カスタマイズ(スマートフォン)」は月額525円~(1~5回線の場合)で提供される。