「現実拡張工房」 The Studio -Extend Your Real World-

日本科学未来館は7月3日~2013年1月13日まで、メディアラボ第12期展示「『現実拡張工房』 The Studio -Extend Your Real World-」を公開する。

見慣れた現象に情報技術の力が加わると?

常設展示「メディアラボ」は、先端情報技術による表現の可能性を展示更新を行いながら紹介していくスペース。第12期となる今回は、コンピュータなどの情報機器、コンテンツ、人間のコミュニケーション融合の可能性を研究するJST CREST「共生社会に向けた人間調和型情報技術の構築」領域(研究総括:東倉洋一)の研究を紹介する。

会場は、物理現象で支配されている音や色といった「現実」を、情報技術で「拡張」する「工房(スタジオ)」となる。「床に映る影の色」や「カーペットに残る足跡」など、見慣れた現象に情報技術の力が加わることで今までと全く違うものが見えてくるという。

コンテンツは、「Graphic Shadow(グラフィック シャドウ)」「Morphys(モーフィス)」など6つ。画面の中に閉じ込められていたキャラクターが目の前に飛び出す「でるキャラ」、色と温度を写すカメラで人物の姿を合成する「Thermo-key(サーモキー)」など、「物理(モノ)×情報(コト)×人間(ヒト)」のバランスから生み出される新しい感覚が楽しめる。

会場は同館3階 常設展示フロア内「メディアラボ」。会期は7月3日~2014年1月13日。毎週火曜日と12月28日~1月1日は休館。 ただし祝日、夏休み・冬休み期間中は開館となる。