宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6月25日、2012年末より2度目の搭載機器の電力をシャットダウンする「冬眠モード」に入っていた小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS(Interplanetary Kite-craft Accelerated by Radiation Of the Sun:イカロス)」が冬眠明けの状態にあることを確認したと発表した。

これは、JAXAが6月20日にIKAROSの状態確認運用を開始し、IKAROSからのデータを受信したことで判明した。

なお、JAXAではIKAROSの状態について、今後も継続してデータ取得を通して確認していくとするほか、今後、将来の宇宙機開発に有益なデータを取得することを目的として、運用を行う予定としている。

小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」のイメージ映像 (c)JAXA