JR東日本秋田支社は、10月1日から始まる観光キャンペーン「秋田デスティネーションキャンペーン(秋田DC)」期間中に運行するSL列車の愛称と運転時刻などを発表した。

C61形20号機。「SL秋田こまち号」に使用される予定

五能線五所川原駅(画像左)と能代駅(同右)のリニューアル後イメージ

秋田DCで運行されるSL列車は、蒸気機関車C61形20号機と旧型客車6両からなり、愛称は「SL秋田こまち号」。10月12~14日の3日間、奥羽本線秋田~横手間を1日1往復運行する。運行時刻は往路が秋田駅8時44分発、横手駅11時14分着、復路は横手駅13時45分発、秋田駅16時15分着となる。

秋田支社ではその他、秋田DCにあわせた駅舎リニューアルも実施される。五能線五所川原駅・能代駅と奥羽本線十文字駅がリニューアルされ、五所川原駅は8月1日から、能代駅と十文字駅は9月1日から供用開始。それぞれの地域の歴史や特産を意識したつくりとなる。

五所川原駅は青森県一の豪商の邸宅「布嘉御殿」のレンガ塀をモチーフとして取り込み、レンガ調のモダンな風除室や外観に。十文字駅は町名の由来である羽州街道と増田街道の交差場所「増田十文字」にできた1軒の茶屋をイメージし、待合室入口は防風壁と「内蔵」(十文字独特の建築様式である住宅の中の蔵)を再現した。能代駅は秋田杉の産地で木工技術が産業基盤となっていることもあり、「木都」のイメージを強調した外観デザインとなる。