インターワイヤードが運営するネットリサーチのDIMSDRIVE(ディムスドライブ)はこのほど、「電動歯ブラシ」についてのアンケート調査の結果を公表した。同調査は、5月23日から29日にかけてインターネットを利用して実施され、7,555人の有効回答を得た。
電動歯ブラシ派、7年前と比べじわり増加
口内ケアに使用する物を尋ねたところ、最も多かったのは「歯ブラシ(電動でない)」で84.7%で、「電動歯ブラシ」は22.9%にとどまった。2006年の調査結果との比較では、「電動歯ブラシ」の使用者は6.1ポイント増えた。
「メーカーわからず」が13.3%も
使用している電動歯ブラシのメーカーについては、「パナソニック・ナショナル」が最も多く29.7%。次いで「ブラウン」23.3%、「フィリップス」12.0%、「オムロンヘルスケア」9.7%と続いた。また、「(メーカーが)わからない」という人も13.3%おり、プレゼントなどでもらい、メーカーを知らないまま使っている人が多いことが伺える結果となった。
磨いた後のツルツル感には7割が満足
電動歯ブラシを使用しての満足度について、使用後のツルツル感や握りやすさ、手入れのしやすさ、ブラシモードなどの各項目で満足度を尋ねた。「汚れの落ち具合や使用後のツルツル感」は74.4%の人が満足しているのに対し、「磨き残しがない」についての満足度は61.9%と、12.5ポイントの差が出た。
「高級・高性能派」も1割
使用している電動歯ブラシを選んだポイントについては、「本体価格が安い」が37.3%。以下「メーカー・ブランド」32.7%、「充電式である」27.2%、「音波式である」25.8%、「振動の速さ・パワー」18.0%と続いた。4割近くが安さをポイントに選んでいる一方で、9.9%が「高級・高性能なもの」を理由にしていることもわかった。
半数以上が、歯磨きは"3分未満"と短め
1日の歯磨き回数を尋ねたところ、「2回」が最も多く、46.3%だった。次いで「1回」の26.6%、「3回」の19.3%と続いた。また、1回の歯磨き時間を尋ねたところ、最も多かったのは「1~3分未満」で50.9%。次いで「3~5分未満」31.2%、「5~10分未満」9.6%と続き、「1分未満」の人は4.7%だった。一般的に、きちんと歯磨きができる時間は「3分以上」と言われているが、実際には半数の55.6%が「3分未満』で済ませていることがわかった。
「歯や口内で気になることがある」人は6割
歯や口内のことで気になることを尋ねたところ、「ある」と回答した人は62.5%と6割にのぼった。一方「ない」人は、36.1%となった。また、気になることを尋ねたところ、「歯周病」が46.6%と最も多く、次いで「口臭」43.9%、「虫歯」42.5%、「歯石」38.8%、「歯の着色」36.1%と続いた。
同調査では、このほかに「口腔洗浄器・電動歯間ブラシの利用状況」、「"歯がきれいな人"として思い浮かべる芸能人・有名人」などを聞いている。詳細は、DIMSDRIVEのWEBサイトで閲覧することができる。