米国家安全保障局(NSA)がテロ対策の一環として極秘に個人情報を収集していたといわれる問題をきっかけに、「No Tracking (トラッキングしない)」を標榜するインターネット検索エンジン「DuckDuckGo」の利用者が急増している。

DuckDuckGoは個人情報の収集および共有を一切行わないと宣言している。検索結果にはBing Adsを通じたスポンサードリンクを掲載しているが、広告表示も同社のプライバシーポリシーを順守したものになっている。

2008年に設立されたDuckDuckGoは、同社のサイトでの1日の検索数が100万に到達するまで1,445日を要した。2012年のData Privacy Dayで同社のサービスが話題になって知名度が上がり、200万には483日で到達。それが今年の6月10日のことだった。PRISM問題の報道でトラフィックが跳ね上がり、300万超えには8日しかかからなかった。

2013年6月のDuckDuckGo検索数の伸び