2年間の議論を経たのち、米国とロシアは将来発生する可能性があるサイバー攻撃やサイバー犯罪に対する危険性を低減することを目的として、直接連絡を取り合えるホットラインを開設することを、TechWeekEuropeの記事「Cyber Cold War: US And Russia Set Up Emergency Hotline」が伝えている。記事ではこの出来事を冷戦時、1963年にワシントンとモスクワを接続するホットラインが設置されたことを引き合いに出して紹介している。

ホットラインが引かれるのは米国の「Cybersecurity Coordinator」とロシアの「Deputy Secretary of the Security Council」だと説明がある。ダイレクトリリンクを実現し、相互に高いレベルで情報共通をできる環境を構築することで、セキュリティ脅威などを原因とした危機的な状況が起こることを避ける狙いがある。

米国とロシアは共にサイバー犯罪の活動が活発な地域であり、両国ともに軍においてサイバー攻撃や防衛に関する取り組みに資本を投入している。