東京工芸大学芸術学部は、薄井一議 写真展「Showa88/昭和88年」を開催する。会期は6月15日~8月8日(会期中無休)、開場時間は10:00~20:00。会場は東京工芸大学・中野キャンパス内「写大ギャラリー」。入場無料。

東京工芸大学・中野キャンパス内「写大ギャラリー」にて、昭和という時代が続いていたと仮定して制作した作品を展示する写真展「Showa88/昭和88年」が行われる

「Showa88/昭和88年」は、写真家の薄井一議が、"もし「昭和」という時代がまだ続いていたら?"という架空の時間軸に基づいて構成した写真展。展覧会のタイトルは、「昭和」という年号が今も続いていたと仮定した場合、2013年が「昭和88年」にあたることからつけられている。

また、展示作品を制作する上で、大阪の飛田新地や京都の五条楽園、千葉の栄町などといった歓楽街や恐山など古来の信仰がある聖地、そして東北の被災地などを撮影地として選んだ。撮影した写真に虚構を緻密に入れ込みながら、「昭和88年」の日本を描きだしたとのこと。展示総数は、大型カラープリント作品約20点となっている。

なお、薄井一議は1975年東京生まれの写真家。東京工芸大学 芸術学部 写真学科の卒業生(1998年)で、大手広告代理店に入社し数多くの広告写真を手がけた後、2013年よりフリーランスで活動を開始した。