シャープは6月10日、大阪市阿倍野区のランドマーク「あべのハルカス」へ、大画面の70V型や狭額縁の60V型液晶ディスプレイを複数用いたマルチディスプレイなどのデジタルサイネージシステムの納入を開始したと発表した。
「あべのハルカス」は、近畿日本鉄道が大阪市阿倍野区に建設中の展望台・ホテル・オフィス・美術館・百貨店・駅からなる超高層複合ビル。2014年春にグランドオープンを予定している。
発表によると、6月13日に一部開業する近鉄百貨店「あべのハルカス近鉄本店タワー館」の「ウエルカムガレリア」(2階)に180V型相当(60V型×9台)のマルチディスプレイが設置されるほか、駅コンコースやエレベーターホールなど、今後順次オープンする各施設に計100台以上のデジタルサイネージ用ディスプレイが設置される予定。
大阪阿部野橋駅の1階コンコース |
「あべのハルカス」向けデジタルサイネージシステムの主な納入システムは、コンテンツ配信/表示システム「e-Signage Pro WEBサーバー版」、70V型液晶ディスプレイ(PN-E702×約50台)、60V型液晶ディスプレイ(PN-V601×約25台)、その他液晶ディスプレイ(30台以上)などで、6月上旬以降、順次、運用開始される。
配信するコンテンツは、内容や時間帯および表示するディスプレイを詳細に設定し、イベントやセールのお知らせなど来場者に向けた情報提供に活用される。