展望台「ハルカス300」60階屋内回廊のイメージ

近畿日本鉄道はこのほど、大阪府・阿倍野筋に来春グランドオープン予定の超高層複合ビル「あべのハルカス」内の展望台と美術館の施設概要を発表した。

晴れた日には明石海峡大橋や関西国際空港も望む

同ビルは、平成26年春グランドオープンを目指し建設工事中。地下5階地上60階建で、日本一の高さ300mとなる。展望台は58階から60階に、美術館は16階にオープンする。

展望台の名称は、「ハルカス300(さんびゃく)」に決定。施設構成は、60階が1周175m、360度ガラス張りの屋内回廊。59階がグッズ販売ショップ。58階が吹き抜け構造の屋外広場とカフェレストランになる。眺望は、大阪平野が一望でき、天候が良ければ明石海峡大橋や関西国際空港などが望めるとのこと。入場料金は、大人1,500円、中高生1,200円、小学生700円、4歳以上の幼児が500円となる。

上質で快適な鑑賞の場を提供

美術館の名称は、「あべのハルカス美術館」となる。コンセプトは「Art x Human -あらゆるアートを、あらゆる人に」。名誉館長に兵庫県立美術館館長の蓑豊氏を、館長に大和文華館館長の浅野秀剛氏を迎え、国宝・重要文化財も展示可能な本格的な美術館でありつつも、ターミナル立地にふさわしい、誰もが気軽に芸術・文化を体験し楽しめる「都市型美術館」を目指すとしている。

「あべのハルカス美術館」展示室のイメージ