「あなたにとってパワースポットはどういうもの?」

楽天グループの結婚相談所・オーネットは、全国の20~59歳の一般独身女性計489名を対象に行った「独身女性とパワースポット」アンケート調査の結果を発表した。調査は5月17日~19日、インターネットにて実施した。

パワースポットは「心のよりどころ」?

「あなたにとってパワースポットはどういうもの?」と聞いた質問では「お願いをするところ」という気持ちで行く人はわずか14.7%で、心身ともに浄化され、元気になれる場所と感じている人が約6割を占めた。

また、「不安になった時に行く」「心のよりどころ」と回答する人が1~2割おり、パワースポットは精神の安定、心の整理をする上で欠かせない場所となっていると推察される。

特に、「心のよりどころ」と回答した20代独身女性においては、全員が「恋人がいない」に該当した。30代以降になると恋人がいる人も「心のよりどころ」とする人が増えてくるが、50代を除くすべての年代で、恋人がいない人の方が「心のよりどころ」としている人が多かった。ひとりで不安な気持ちや、頼ることができないプレッシャーの緩和をパワースポットに求めていると考えられると調査では分析している。

約6割の独身女性は秘められた力を信じている

「パワースポットを信じていますか?」

続いて、パワースポットを信じているかを聞いたところ「すごく信じている」「少し信じている」という"信じる派"が56.0%と半数を超えた。完全なる否定派は12.1%にとどまり、約9割が神秘の力を多かれ少なかれ「あるのではないか」と思っていることがわかった。

神聖な気持ちになって願うのは、恋愛・結婚・健康・開運

「神社や寺院で何をお願いしていますか?」

次に、パワースポットとしてもっともポピュラーな場所である、神社や寺院でのご利益について質問してみた。女性の関心が高いとされる"恋愛に関する願いごと"をしている割合は全体でみると、各項目(「交際相手との出会い」「結婚相手との出会い」「恋愛成就(片思い)」「恋人との結婚祈願」「復縁」)1割程度とそれほど多くなかった。

しかし、20代の女性においては「復縁」を除く項目がすべて10~20%となっており、40代の独身女性と比べると約16%の差が出るものもあった。やはり恋愛を願う声は、若くなるほど高くなるようだ。

さらに、男性との出会いを求める願いごとでは、20代は"交際できればOK"なのに対し30代は"結婚までできる人"を望んでおり、お付き合いに向ける意識の違いが見えてくる。「結婚相手との出会い」を望む人が21.6%と、ほかの年代に比べて約4~18%以上多かった。30代の独身女性は、次にお付き合いする人とは確実に結婚したいと思っていると推察される。

独身女性には出雲大社、伊勢神宮が断トツで人気

「行ってみたいパワースポット」

今後行ってみたいスポットは、日本一の恋愛成就の神社として名高い「出雲大社」が48.9%で1位に輝いた。続く2位には、年間参拝者数が800万人を超える最高峰の神社「伊勢神宮」が41.1%でランクイン。「出雲ガール」「伊勢女」と言う呼称が付くほどに若い女性が押しかけているというこの2つの神社の遷宮が重なる2013年。両神社への参拝者数が例年よりも増えるのではと調査では分析している。

そのほかには、3位「屋久島」、4位「厳島神社」、5位「マチュピチュ」、6位「熊野古道」などがランクインした。