UbuntuのWebサーバはApacheかNginxか - MLで議論開始

Ubuntuのメーリングリストに「Discussion on NGINX and inclusion in Main」というメールが投函された。現段階でNginxをデフォルトのWebサーバとして扱うという提案には否定的な内容だが、WebサーバのひとつとしてNginxをサーバイメージに取り込むなどの案はありではないかといった内容になっている。

Nginxはこの数年間シェアを伸ばし続けているWebサーバ。Netcraftの報告によればそろそろIISのシェアを抜いて第2のシェアを持つWebサーバになろうとしている。アクティブサイトに絞った場合、NginxはすでにApache HTTPd Serverに次ぐ第2のシェアを確保している。

デフォルトのWebサーバをNginxにする取り組みはすでにOpenBSDプロジェクトが実施している。OpenBSDプロジェクトは2012年11月1日に公開した「OpenBSD 5.2」においてNginxをデフォルトのコマンドとしてシステムにマージしており、OpenBSDをインストールした段階ですでにWebサーバを使用しやすい状況になっている。

Ubuntuは長期間サポートのLTS版が提供されいていること、Canonicalといった明確な支援企業があること、開発が活発であることなどからエッジサーバなどでの採用ケースが増えている。Ubuntu Serverのデフォルトブラウザが切り替わった場合、Webブラウザシェアの割合にも影響を与えるものとみられる。