ジュニパーネットワークス(以下、JNPR)は5月28日、ビッグデータ分析ソリューションの大手プロバイダであるGuavusと共同開発した、次世代のビッグデータおよびネットワーク・インテリジェンス分析製品群「Junos Network Analytics」を発表した。
本製品は、ジュニパーネットワークス製あるいはサードパーティ製ルーティング・プラットフォームを通じ、ネットワークフロー・データとルーティング・テーブルを抽出。また、高性能な分析エンジン、使い易いダッシュボードにより、意味のあるビジネス・インテリジェンスを通信事業プロバイダに提供する。
製品群を構成する「BizReflex」と「NetReflex」は、「analyze first」というアーキテクチャの活用によってIPおよびMPLSネットワークのトラフィック・パターンに関する分析を提供、カスタマイズ可能なグラフ、統計、ドリルダウンによる最新ダッシュボードと高性能分析エンジンを搭載しており、ネットワークの見える化を実現する。
BizReflexは、ビジネスの意思決定者向けのネットワーク分析エンジンおよびダッシュボードとして、顧客、社員、潜在顧客のネットワーク上での行動に関する情報を収集。これにより、通信事業者はエッジルーターおよびコアルーターからの情報を抽出、分析することができ、エンタープライズ顧客を分類し、それに従ってサービスの価格設定を行うことで、収益性を高めるとともに顧客の囲い込みができるという。また、サービスプロバイダは、高価値の潜在顧客を特定し、新規顧客を効率的に獲得することができるという。
NetReflexは、ネットワーク・アーキテクトや運用担当者に、トラフィックの詳細な傾向やIPおよびMPLSネットワークの分析結果を提供。情報に基づいた意思決定やネットワークの効率向上によるコスト削減を実現するという。