オートデスクは、CAD図面ファイルを閲覧・編集・共有するための同社クラウドサービス「AutoCAD WS」を強化し、新たに「AutoCAD 360」として提供を開始した。
旧サービス「AutoCAD WS」は、汎用CADアプリケーション「AutoCAD」や「AutoCAD LT」のユーザーとプロジェクト参加者が円滑にコラボレーションできるよう、2010年9月より提供されていたもの。ダウンロード数はこれまでに世界で1億2,000万回以上を記録し、昨今のマルチデバイスによる恊働ニーズを受けて、毎月200万ユーザーがモバイル端末から利用していたという。
新たに提供される「AutoCAD 360」では、無償のモバイル端末向けアプリ(iOS版 / Android版)と、無償のデスクトップ向けWebブラウザアプリをラインアップする。さらに、モバイル端末向けアプリには、新規図面の作成や高度な編集ができる有償の「AutoCAD 360 Pro」も用意された。価格はiOS版が月額450円/年額4,300円、Android版は月額500円/年額5,000円。このほか、ストレージ容量や対応ファイルサイズが最大化された「AutoCAD 360 Pro Plus」も追加されている。価格はiOS版が年額8,500円、Android版は年額1万円。
