米Evernoteは5月23日(現地時間)、「Evernote」にリマインダー機能を追加した。iOS向けアプリ(バージョン5.3以上)、Mac用アプリ(バージョン5.1.0以上)、Webアプリで使用できる。

Evernoteのマーケティング担当バイスプレジデントのAndrew Sinkov氏によると、リマインダー機能は、ユーザーからの要望が最も多かった「アラーム」「ノートに基づいたTo-Doリスト」「優先したいノートへのピン/フラッグ」に応えるように設計された。シンプルだが、工夫次第で様々な用途に使用できる。

リマインダーはノート単位で設定する。MacとWebアプリではノートの右上、iOSアプリではノートの下に設けられた目覚まし時計のボタンをクリック/タップするとリマインダーが追加される。この際にアプリ内またはメールのアラーム(通知)を受け取るための日時を設定することも可能。

ノートをリマインダーに追加するだけならワンクリック(Mac)

アラームの日時を設定(iOSアプリ)

リマインダーが付けられたノートは、すべてのノートまたはノートブックにおいてリマインダー・セクションにまとめられる。同セクションはMac/Webアプリではノートリストの最上位に置かれ、iOSアプリではアクセスしやすいタブで表示されるので、リマインダーを付けることで重要なノートや、優先的に処理すべきノートなどをまとめて管理できる。フラグやピンのような使い方だ。不要になったリマインダーは削除するか、または「実行済み」にする。これによってリマインダーをタスク管理にも活用できる。

「すべてのノート」またはノートブックを選択した時に、そのノートブック内でリマインダーが付けられたノートがリストの最上位に置かれたリマインダー・セクションにまとめて表示される (Mac)

リマインダーは同機能をサポートするアプリ間で同期される。また共有機能にも対応するので、ノートにアクセスできるチーム全体に締め切りやタスクを伝えるような使い方も可能だ。Sinkov氏はリマインダーの活用例として、アイディアメモ、プロジェクトプラニング、旅行に出かける前の確認事項リスト、ミーティングまでのTo-Do管理などを挙げている。