ExtremeTech |
国際宇宙ステーションでは日々の業務をこなすために多くのノートPCが使われているが、とうとうノートPCからWindows XPが削除され、Debian 6へ切り替わることになったようだ。Extreme Techが「International Space Station switches from Windows to Linux, for improved reliability」においてユナイテッド・スペース・アライアンス(United Space Alliance)の発表を伝えている。
ユナイテッド・スペース・アライアンスは国際宇宙ステーションのPCを管理している企業。今回、Windows XPのサポート期限終了が迫ったことを受けてOSの入れ替えを発表。安定性と信頼性を確保する目的もあり、Linuxへ移行するとしている。国際宇宙ステーションではすでにRed HatやScientific LinuxなどのLinuxが使われているというが、今回移行対象となるノートPCの多数はDebian 6に入れ替わることになるという。
今回の移行が完了すると、国際宇宙ステーションからはWindowsがインストールされたPCがなくなるという。科学技術の分野ではOSとしてLinuxが採用されるケースは多い。