1993年4月30日に、CERNはWorld Wide Web (WWW)の関連技術 (基本サーバ、基本クライアントなど)とコードライブラリをパブリックドメインとして公開した。今年はWWWが公開されてから20周年になる。これを記念して、同研究所はWWWプロジェクトが使っていたURLで当時のWebサイトを再公開した。

CERNが”初のURL”としているWWWプロジェクトのURLはhttp://info.cern.ch/hypertext/WWW/TheProject.htmlだった。WWWのアイディアとプロジェクトの狙いを伝えるためのWebページのアドレスとして使用され、プロジェクトサイトの公開終了とともにURLへのアクセスはCERNのWebサイトのWebホストルートに転送されるようになった。

CERNがWWWプロジェクトのURLで再公開したのは、1992年のWebサイトのコピーだ。プロジェクトとWWWの概要をテキストで説明し、関連するWebページ(技術情報、FAQ、メーリングリスト、メンバーリストなど)へのリンクを張ったシンプルなWebサイトである。これがこれまでにCERNが見つけた最も古いWebサイトで、今後もより古いWebサイトを探す作業を継続するという。