米Integrated Device Technology(IDT)は4月16日(現地時間)、WPC(Wireless Power Consortium)とPMA(Power Matters Alliance)という2つのワイヤレス給電規格に対応したレシーバIC「IDTP9021」を発表した。

同社はすでにWPCのQiに対応したワイヤレス給電レシーバ「IDTP9020」を発表しており、今回のものはこの後継製品となる。IDTP9021はWPC/PMAの両規格に対応し、自動的に通信プロトコルを切り替える事が可能としており、どちらの規格の場合でも、5Vで5Wまでの出力に対応するほか、同社のワイヤレス給電トランスミッタと組み合わせた場合、独自プロトコルを利用する事で最大7.5Wまでの給電が可能と説明している。

なお、同製品はすでに特定顧客に対するサンプル出荷を開始中。パッケージは56リードのWLCSPで、1000個発注時の価格は1個あたり4.32ドルとなっている。

WPCとPMAに対応したレシーバIC「IDTP9021」