Twitterの利用デバイスが、PCからスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末にシフトしているという。調査会社の米Strategy Analyticsは4月11日(米国時間)、Twitterの利用動向に関する報告書で明らかにした。

調査は、米・欧州地区の約6500人のTwitterユーザーの動向について調べ、「Social Network Profile: Who Uses Twitter?」としてまとめたもの。調査期間は2012年3月から10月。

それによると、ツイート投稿や閲覧にスマートフォンなどの携帯電話を利用するユーザーは2012年3月時に53%だったのが、同年10月には64%に増加。一方で、ノートPCやデスクトップPCを利用するユーザーは調査期間中、77%から64%に減少した。タブレットを含むモバイル端末の利用は56%から71%に増え、PCに代わって主要なTwitter利用端末となった。

同社では、「Twitterコミュニケーションの即時性は、どんな時でもすぐに利用できるデバイスを必要とする」としてモバイル端末の利用増は当然の結果との見解を示している。

なお、調査ではTwitterユーザーの職業や収入などの属性についても調べている。学生の26%、フルタイム勤務者の17%が利用するなど若者や学生の利用が多い、世帯収入が年3万5000ドル(約340万円)以下の利用は12%にとどまったのに対し、年7万5000ドル(約730万円)以上では22%が利用している、などの結果を紹介している。

また、英国では回答者の21%が週に一度はアクセスするなどよくアクセスするユーザーがいる反面、調査したユーザーのうち78%がTwitterに1カ月アクセスしないことがあったとも報告している。