日本人はいつも着物を着ている、侍や忍者がまだいる、と誤解している外国人に驚くことがありますが、私たち日本人も同じように外国について誤解しているようです。それは一体どんなことなのでしょう? 日本に住む20人の外国人に聞いてみました!

■スペイン人はみな毎日昼寝をする。全然違います(スペイン/ 30代前半/男性)

昼食後の睡魔に襲われる時間帯、日本にもシエスタがあればいいのに!と何度思ったことか。2006年からスペインの公務員はシエスタ廃止となり、都会では少なくなっているそうです。

■サンバ、コーヒー、サッカーだけの国ではない(ブラジル/50代前半/女性)

母国のほかの面も見てほしいという願いをよそに、この3つに注目が集まりがち。でもどれもハイレベルなのでうらやましくもあります!

■首都はイスタンブールと思われていますが、実はアンカラです(トルコ/30代後半/男性)

たしかにトルコと言えば、イスタンブールやカッパドキアがパッと思い浮かびます。同じようにブラジルの首都はブラジリアですが、リオデジャネイロと一瞬間違えそうになります。

■ドイツ料理はジャガイモとビールとソーセージだけと誤解されているようですが、実際はかなりイタリア料理が好きで様々なパスタ料理を食べます(ドイツ/30代後半/男性)

日本人もかなりイタリア料理が好きでパスタもよく食べます。少し似ていますね。

■イタリア人はみんな明るい、イタリア男はみんな女好き、イタリアは太陽の国など(イタリア/30代前半/男性)

勝手なイメージを押し売りされても困りますよね……。

■フランス人は赤ちゃんの時からワインを飲んでいる、という誤解です。小さい時から味見程度で味覚を鍛えられることはあっても、飲んでいるまではないです(フランス/20代後半/女性)

フランス人にとってワインは身近な飲み物で、ミネラルウォーターより安いものもある、というのが発端でしょうか? 子供は飲まないにせよ、「味覚を鍛える」というのはさすが!

■ロシアが一年中寒い、ロシア人が怖い、ロシアはまだソ連時代と変わっておらず閉鎖的であるなどと誤解している人がいます(ロシア/20代後半/女性)

ソ連崩壊から20年以上がたちますが、旧ソ連時代の謎めいたイメージが尾を引いているようです。人気のチェブラーシカもロシア出身なんですけどね。

■あの国の言葉を話す人はあの国の国民だと理解してしまう。例えば、中国語を使う人はみんな中国人になってしまう(台湾/40代前半/男性)

日本語は日本でしか使われないので、日本人はこのような誤解をしやすいのかもしれません。英語、スペイン語、ポルトガル語など、様々な国で使われている言語もあれば、複数の公用語を持つ多言語国家もあります。

■インドネシア人は原住民みたいに木の上で生活をしている(インドネシア/40代前半/女性)

■オランダ国民みんながドラッグをやっていると思われがち(オランダ/30代前半/男性)

■日本人は、イスラム教徒はみんなテロリストだと思っています(エジプト/40代前半/男性)

■アフリカは貧しいとか怖いとか。マリの人の心は豊かだし、貯金はないがお金はある。そして怖いのは一部だけ(マリ/30代前半/男性)

不本意な認識に若干うんざりしているみなさんの回答です。第一印象や一部の情報でその国をイメージしてしまいがちですが、正しい知識を身につけたいですね。そうすれば外国人のみなさんも困らずに済みそうです。